グローバル開発戦略室

Sabrin Naima

2024年 Adventure Dhaka Limitedより出向

Sabrin Naima

2024年3月、弊社のバングラデシュ子会社「Adventure Dhaka Limited」より、2名のスタッフが日本にやってきました。今回はそのうちの1名にフォーカスします。
母国バングラデシュを遠く離れ、日本で暮らしながら働く彼女のモチベーションや、外国籍社員目線で見たアドベンチャーを取り上げます。

Sabrin Naima(サブリン ナイマ)
バングラデシュ出身。現地大学にて電子工学を専攻。大学卒業後は現地に支社を持つ日本企業にてQAエンジニアとして就業。その後2023年にAdventure Dhaka Limitedに入社。日本語・英語・ベンガル語のトリリンガルとして、日本人社員とバングラデシュ人社員の間に入って業務を行うことも。2024年、日本本社への出向が決まり来日。

CHAPTER 1:PAST

「日本の美しさに心打たれ、日本で働くことを決意した」

ーー日本の人材育成プログラムへの参加がきっかけで、日本に興味を持つ。

私はバングラデシュのバリサルという地方で生まれ、その後首都のダッカで育ちました。大学生の頃に地元を離れ、同じくバングラデシュのクルナという地方にある大学でエンジニアリングを専攻しました。私自身が理系科目が得意だったこともこの専攻を選んだ理由の1つですが、バングラデシュの国全体でIT人材育成に力を入れていることもあり、周囲も情報工学系に進む人が多かったです。

大学卒業後、就活中に日本の団体が主催するIT人材育成プログラムがあるという広告を目にする機会があって、興味があったので応募してみました。それは独立行政法人国際協力機構 JICAが主催するBJET(Bangladesh-Japan ICT Engineers’ Training)というプログラムだったのですが、それがきっかけで私は日本という国に興味を持つようになりました。

面接を受け、無事プログラムに参加することができるようになって、3か月間BJETにて日本のビジネスマナーや文化、語学の学習を行いました。学校のようなグループで、他の受講生達と一緒に楽しみながら授業を受けていたのですが、頻繁にテストがあったので楽しい半面プレッシャーもとても感じていました。初めての就職先もBJET経由で、バングラデシュに進出している日本の企業に決まりました。

ーー初めての日本。そのときに感じた衝撃。

QAエンジニアとして入社後、その会社でインターンシップとして3か月間日本に来る機会をいただきました。初めての来日で、日本の街の風景の美しさに心から感動したのを覚えてます。あとは24時間営業のコンビニエンスストアがあることにも笑 短い滞在期間でしたが、私は完全に日本に魅了されました。何に対しても丁寧な日本人、日本の街や景色の美しさ、ワークカルチャーまで、とにかく感動ばかりで「自分はいつか必ず日本に戻ってきて、日本の会社で働く!」と固い決意を持ちました。

CHAPTER 2:PRESENT

「バングラデシュ子会社社員の憧れである、日本出向へ」

ーーアドベンチャーダッカへの入社

最初に入った会社で4年働いた後、自分の可能性をもっと試してみたいと思い就職活動を始めました。アドベンチャーダッカ(Adventure Dhaka Limited)を選んだ理由はやはり日本企業であったという点と、日本で上場している規模が大きい会社だからこそ、自分のキャリアアップにも繋がると思ったからです。


Naimaが就業していたAdventure Dhaka Limitedのオフィス

アドベンチャーダッカは会社が毎日昼食のカレーを無料で提供してくれていたり、宗教的な事情に配慮のある就業時間を取り入れていました。一方で時差に合わせて少し早めの時間が就業時間になっていたり、チームワークや同僚へのリスペクトを大事にするといった、日本の会社らしいマインドセットをベースに働いていました。
なので、現地の従業員は「自分たちは日本のワークカルチャーで働いている!」とみんな思っていましたが、実際は両国の文化が混ざった独特なルールになっていたなと思います笑

ーー日本出向のチャンス
元々採用面接の時に、自分はいつか日本で働きたいという話をしていて、実際入社して少し経った頃に出向のお話を頂きました。
当時、現地のメンバーの中では私が一番日本語を話せることから、QAエンジニアとしての仕事をしながら、日本のエンジニアとの通訳のような役割をしていました。現地で働くほぼ全ての社員にとって日本に行くことは一番の目標でしたが、みんな日本語の難しさに四苦八苦していたので、きっと語学面の能力を買っていただいて出向のチャンスを頂けたのかなと思っています。

家族は、私がいつか日本で働きたいとずっと言っていたのを知っていたので、日本に出向することなったという話をすると全員喜んでくれました。そこから数か月のうちに、ビザや住居などの用意をして、2024年3月に人生で2回目の来日を果たすことになりました。バングラデシュにいる間に日本で買えないと思っていたスパイス類を大量に買い込んだのですが、来日後、日本の自分の家の近くでもスパイスが買えることを知って、日本には本当に何でもあるんだなと思いました笑

CHAPTER 3:FUTURE

「日本に来て働くという夢は実現した。これからの目標。」

ーー多様なバックグラウンドを持つメンバーが、働きやすい環境が整えられている

今、私は日本のグローバル開発戦略室という部署でQAエンジニアとして働いています。部署内には日本以外の国籍のメンバーが半分以上ですが、私が業務上で関わる方はほとんど日本人なので、普段は日本語で会話しています。言語面で意思疎通に問題があるときは、英語でやりとりすることもあります。日本人メンバーはとても理解力が高く、どんな質問にも真摯な姿勢で丁寧かつ正確に答えてくれます。私はこういった日本の助け合いのカルチャーがとても好きで、こういう環境で働くことで、より多くの学びを得ることができていると感じています。

日本人が社内の大半ではありますが、外国籍メンバーが快適に働けるようにアドベンチャー社内環境整備が進んでいます。例えばオフィス内にムスリム社員がお祈りするためのスペースを設置してくれています。あとは、福利厚生の一つであるフリーフード(注1)スペースには、ハラルやビーガン向けの食糧も用意してくれている時もあります。
日本の会社で、こんな風に多様なカルチャーやバックグラウンドを受け入れる態勢が整っている企業はそんなに多くないんじゃないかと思っていて、私はいつも助かっています!
(注1:従業員のための無料の飲み物やお菓子、軽食を提供する福利厚生制度)


社内に設置しているお祈り用スペース。

ーー責任を持って働く中で多くのことを学びつつ、キャリアアップができる

私は日本に来てまだ数か月(※インタビュー時点)ですが、既にチーム内でジュニアメンバーの教育を任せていただく機会もあって、責任も感じつつもっと成長できる機会をいただくことができて嬉しく思います。外国籍社員として、日本語力を活かしながらキャリアを高められるこの恵まれた環境で、私はいつか人材をマネジメントできる立場になりたいと最近は考えています。私が一番重視しているのは個人としてのキャリアアップですが、最近は誰かを指導し教育するという立場に立つことによって、得るものも多いことに気が付きました。

自分自身の能力向上・キャリアアップが、このような環境を与えてくれているアドベンチャーへの貢献になればいいなと思いながら、日々働いています。また、バングラデシュ人として、母国でビジネスをしてくれているアドベンチャーは、地元社会の活性化・人材雇用に対して良い働きをしていると思いますし、自分もその会社の一員でいられることを誇りに思っています。今後も会社がグローバルに進出していく中で、自分が役立てるように努力していきたいです。

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